温冷浴
温浴と水浴を交互に行う。普通の温浴は発汗により水分、塩分ならびにビタミンCを失わせ、酸塩基の平衡を破る傾向がある。これに対し、温冷浴は酸塩基のバランスを保つ。健康な人は湯42度、水15度で行う。方法は初め全身の入水(1分)次にまた全身の入湯(1分)という具合に、一分ごとの交互浴を行う。繰り返す回数は水浴・温浴、合わせて五回行う。病人の方は水温を30度にして、しだいに水温を下げ、慣らしていく。神経痛、リューマチ、頭痛、糖尿病、高血圧、心臓病、腎臓病、風邪、貧血、疲労回復などに効果がある。
西式健康法
およそ五十一億本といわれる人体の毛細血管のうち約三十八億本が分布している四肢を上げて微動させる事で、四肢の静脈弁が整正され、静脈血の還流を促し、リンパ液の移動ならびにその新陳代謝を活発にします。そのため、うっ血や血液の停滞を除き、内臓ならびに循環系統の諸病を治療し予防する事ができます。
平床は重力に対して、最も安定した平面であるため、これで休むと全身の筋肉が弛緩し、安静に休息をとることができます。また、直立したために脊柱の前後左右に生じた不正歪曲が、平面に就寝することによって体重が矯正されます。柔らかいスプリングのマットや、厚くてふわふわした敷布団の代わりに、できるだけ硬くて平らな板を使う。できれば、厚さ10ミリ程度の板が望ましく、仰向けに寝て就寝時、常に用いるようにします。掛け布団は寒くない程度にし、発汗しないように薄いものにしてください。
合掌合蹠
身体左右、特に四肢の筋肉、神経を平等に揃え、その調和を図る方法です。
合蹠は骨盤底、腹部、上肢、下肢、足等の筋肉及び神経の機能、血液循環などを調整し、胎児の発育を順調にし、位置異常を正し、安産に導く事ができます。方法は平床などに仰向けに寝て両手を胸の上で合掌します。合蹠は足の裏を合わせる事。膝を曲げて開き、足の裏を合わせて、そのまま足を前後の方向に縮めたり伸ばしたりします。同時に手も合掌のまま、頭上で往復させて屈伸します。
金魚運動
脊椎の歪を治し、脊椎神経に対する圧迫や末梢神経の麻痺を除き、全身の神経機能を整えるとともに、腸管にも刺激を与えます。つまり、腸管の内容を均等にし、腸の捻転や閉塞を予防し、腸本来の機能を生理的に促進します。方法は仰向けになって、体をなるべく一直線に伸ばし、足先を揃えて膝の方へ直角以上に反らし、両方の足の裏が一平面にあるようにします。両手を組んで、首の後ろの真ん中辺に当て、両肘で調子をとって魚の泳ぐまねを細かく素早く行います。
硬枕
人間の頚椎は頭部を載せている為、常に圧迫を受け、不安定で故障しやすい。副脱臼を起こしやすいので、この部分に張力をかけるような工夫が必要となります。そこで、半円形の硬い枕を利用する療法です。目安は、薬指の長さを半径とする丸太の二つ割り。首の真ん中(頚椎四番)を中心に丸みの方を当て、仰向けに寝て就寝時に常用します。
背腹運動
「準備運動」 正座をして
1) 両肩を同時に上下する。(十回)
2) 頭を右に傾ける。(十回)
3) 頭を左に傾ける。(十回)
4) 頭を前に傾ける。(十回)
5) 顎を引いたまま、頭を後ろに傾ける。(十回)
6) 頭を右後ろに回す。(十回)
7) 頭を左後ろに回す。(十回)
8) 両腕を水平に伸ばし、頭を右と左に回す。(一回ずつ)
9) 両腕を垂直に挙げ、頭を右と左に回す。(一回ずつ)
10)両腕を上に挙げたまま、親指をできるだけ深く手の平のなかに折り入れ、他の四つ指で親指を押さえつけるように握ります。次に、拳を握ったまま、腕を直角に曲げます。
11)前記の状態で上腕を水平のまま後ろに引くと同時に、頭を後ろに反らし、顎を上に突き上げます(一回)
「本運動」 正座して膝をやや開いて座ります。
尾骨を中心に頭の頂点までなるべく一直線になるよう姿勢を正します。そのままの姿勢を維持して、一本の棒を揺するような感じで、左右に揺振運動を行ないます。