合唱組曲 筑後川  (詩;丸山豊 曲;團伊玖磨)
2  ダムにて
     
いそいそと瀬を走り     
青葉をくぐり若葉をくぐり     
もだえてみぎに左にうねり     
愛の水かさがふくらんだところで     
非情のダムにせきとめられる。     
川よ     
愛の川よ     
もっと深さをもつように。     
もっと重さをもつように。     
もっと冷静であるように。     
<男性>     
不屈の決意をした青年です     
いのちがけで愛するために。     
見よ!水面に映したくれないの雲。     
<女性>     
あなたを信じます。     
あなたの愛を     
ごらん!魚たちの鰓呼吸のおだやかさ。     
川は     
大きな川は     
かがやく活路をさがしだす。     
自然に育てられた愛が     
筑後平野の     
百万の生活のなかへ     
歓喜の声をあげて走ってゆく。    
編曲並びに演奏 ; 須佐卓郎
(写真は江川ダム;野口喜好撮影)
第三章「銀の魚」